OCDIについて—ごあいさつ

 

ごあいさつ

国際臨海開発研究センター(OCDI)は、1976年7月に設立されて以来44年、半世紀に近い歴史を経て、発展途上国における臨海開発の分野において輝かしい成果と業績を挙げて参りました。国の数にして70ヶ国以上、港湾の数にして250港以上の港で港湾開発計画の策定、港湾の管理・運営の効率化や行政組織の強化のためのプロジェクトを実施してきました。また、各国の港湾関係者に対する研修事業を継続的に実施してきており、こうしたプロジェクトや研修を通じ、諸外国の政府機関や技術者からの信頼とともに、幅広いネットワークを築いて参りました。

他方、時代によりOCDIに求められるニーズも変化してきました。そして今後も、現下のコロナ渦を経て、社会や経済、物流や旅客輸送分野での変革が進行し、それに応じて港湾を中心とする臨海部地域に求められるものも変化していくだろうと考えます。自働化やディジタル化の進展、脱炭素化に伴うエネルギー代替や環境主流化、災害等リスクに対するマネジメント強化など、グローバルに不可逆的変化が確実に起こっていくでしょう。OCDIもそうした変化やニーズに機敏に対応していかねばなりません。

幸い、OCDIには様々な分野からその道に長けた素晴らしい経験と能力を持った人たちが集結しています。海運、港運、建設、マリン機器メーカー、国や地方自治体の行政経験者等、この専門家集団がチームを組み、国内外の幅広い情報とデータに基づく的確な分析を通じ、各国港湾の抱える課題に真摯に向き合い、問題解決に取り組んで参りました。また、管理運営を含む政策レベルでの様々な知見や技術について、国内外の調査を通じ、我が国に対しても積極的な提言を行ってきました。今、OCDI及び職員一人一人に求められていることは、より創造的に、そして実践的に活動し、新たな変化やニーズに対して機敏に柔軟に対応していくこと、また、分野を問わず、大学・研究所、企業などとの連携の幅を広げていくことだと考えます。

我が国による国際貢献の質を高め、発展途上国そして世界から一層の信頼を得られるよう、また我が国の港湾・臨界部開発に対する政策的還元にも一層の貢献が出来るよう、力を尽くして参ります。皆様には、今後とも、当センターへのご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

令和2年6月

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理事長 三宅 光一