2018年9月8日(土)・9日(日)に中国・大連市で開催されたTLOG 2018(第7回交通・物流に関する国際会議)において、OCDI竹内良夫賞の受賞者発表と表彰式が行われました。
OCDI竹内良夫賞(英語名:OCDI Takeuchi Yoshio Award for Logistics Research)は、国際港湾、国際海運、港湾開発、ロジスティクス等の分野における研究の促進を目的として、開発途上国の港湾整備、臨海部開発に尽力した故竹内良夫氏(OCDI初代理事長)の名を冠し、物流分野において特に実社会への応用可能性が高い研究に授与されるものです。
今回は、第7回交通・物流に関する国際会議(TLOG 2018)で発表された学術論文の中から、国際学術委員会による厳正な審査に基づき、東京工業大学大学院生のChathumi Ayanthi Kavirathna氏および川崎智也助教・花岡伸也教授の共著論文“Optimization Approach for Modelling Intra-Port Coopetition”(「港湾内競争協力モデルの最適化アプローチ」)が選定されました。また、OCDI若手奨励賞(英語名:OCDI Logistics Award for Young Researchers)は、九州大学助教のPutu Hangga氏らの“Big Data Utilization and Analysis to Improve Operational Performance of Hybrid Straddle Carrier in Container Terminal”(「コンテナターミナルにおけるハイブリッド・ストラドルキャリアの運用効率改善問題に対するビッグデータの適用と分析」)が選ばれました。
各受賞者に対して、TLOG 2018の閉会式にて、柴崎隆一東京大学准教授(TLOG学術委員会事務局長、OCDI客員研究員)から発表があった後、中国・大連海事大学のHaibo Kuang教授、学術委員のKim Hassall博士(メルボルン大学)、Hong Seung Roh博士(韓国交通研究員)および柴崎准教授より、賞状、盾および賞金の授与が行われました。
OCDI Award紹介の様子
OCDI竹内良夫賞表彰式(右からChathumi氏、Kuang教授、川崎助教)
OCDI若手奨励賞表彰式(左からHangga教授、Hassall博士、Kuang教授)