「ツバル国港湾整備に係る情報収集・確認調査」を開始しました 国際臨海開発研究センター (OCDI) | 港湾・臨海開発の専門機関

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「ツバル国港湾整備に係る情報収集・確認調査」を開始しました

OCDIは、独立行政法人国際協力機構(JICA)と令和7(2025)年10月27日に「ツバル国港湾整備に係る情報収集・確認調査」

の実施契約を締結し、業務を開始しました。

 

ツバルは、オセアニアにあり、約1000キロメートルの間に9つの珊瑚礁島によって構成される国である。

人口は約9,800人(2023年、世界銀行)であり、人口の47%が首都フナフチに居住している。

 

フナフチ港はツバルで唯一の国際港であり、食糧等を含む全ての生活必需品や物資輸入の大半を扱っているだけでなく、

フナフチ島以外の離島の人の移動や物資供給の拠点として極めて重要な役割を担っている。

 

2007年に我が国の無償資金協力によって、新桟橋(New Wharf)が供用している。

しかし、1980年に豪州の援助により建設された古桟橋(Old Wharf)は老朽化が著しく、現在は荷役ができない状況である。

新桟橋が災害で機能を失うと食糧等の支援物資の安定供給が不可能となるため、災害時のリダンダンシーの観点からも、

古桟橋の荷役機能を回復させることは重要である。

 

このため、本調査は、フナフチ港の現状を把握すると同時に、無償資金協力を含むJICAの協力事業としての可能性や必要性、

内容等に関する、情報収集・確認を行うものです。工期は2026年8月31日。