講演会・セミナー
「カンボジア王国水上交通法の成立についてのセミナー」を開催しました
(一財)国際臨海開発研究センター (OCDI)は、5月15日(水)午後3時から、東京・赤坂の赤坂インターシティコンファレンス4階で、「カンボジア王国水上交通法の成立についてのセミナー」を開催しました。
カンボジアでは本年3月に港湾の管理運営の規定を含む水上交通法が成立。日本は永年にわたり法案の草案段階からカンボジア側を支援してきました。今回JICAカンボジア港湾行政能力強化プロジェクトの本邦研修の一環として、カンボジア王国公共事業運輸省(MPWT)水上交通・港湾総局イアン・ベンスン長官閣下ならびに幹部の来日を機に、水上交通法の概要の紹介と日本との協力の進め方についてのセミナーを開催したものです。セミナーには、港湾管理者、港湾関係団体、マリコン、コンサルタントなど約60名の参加がありました。
主催者を代表して、尾﨑精一JICA社会基盤部 技術審議役から、開会の挨拶を行いました。稲田雅裕国土交通省港湾局長からは、水上交通法の成立に対しての祝意を述べるとともに、日本カンボジアの一層の連携強化への期待が述べられました。また、来賓として、トゥイ・リー在日カンボジア王国大使館特命全権大使からは、運輸・港湾セクターばかりでなく広範囲にわたる日本からの支援に対する謝意が述べられました。
セミナーに移り、マク・シデス カンボジア公共事業運輸省港湾航路海事総局長が「カンボジア水上交通法の概要について」と題し、水上交通法の構成と港湾に関する条文を紹介されました。同法を有効に機能させるため、政省令や規則の拡充について、日本の支援について期待が述べられました。
カンボジアセミナー風景
左から
マクシデス総局長
リー特命全権大使
稲田港湾局長
尾﨑JICA技術審議役