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「ボリビア国河川水運分野体制強化プロジェクト」を開始
「ボリビア国河川水運分野体制強化プロジェクト」を開始しました。
本プロジェクトは、JICA案件として初のボリビアでの港湾・水運分野のプロジェクトです。南米大陸の中央に位置するボリビアは、外洋に面していないことから、河川は重要な輸送経路です。国際貨物を取り扱うパラグアイ・パラナ水路(:HPP水路と呼びます)は、ボリビア産の大豆製品を当該水路経由で南米諸国へ輸出される他、鉄鉱石やマンガン、尿素といった地下資源が採掘でき、輸出されております。
HPP水路のボリビアのアクセスはタメンゴ運河と呼ばれ、その運河では現在3つの民間港が操業しています。ただし、河川物流に係る組織間の連携・調整が不十分であること、それに起因する運河の適切な維持管理が行われていないことに加え、乾季の水位低下によって貨物船の航行が困難になる時期が発生し、特に2019年以降は、南米大陸の歴史的な降雨量の減少を受け、過去100年間で運河の水深は最も浅く、その結果、タメンゴ運河からのボリビアの貨物輸出量は約61%減少したとされています。
このような状況の下、ボリビアの公共事業・サービス・住宅省(以下「MOPSV」といいます)が主導し、関連機関が連携して河川物流に係る開発枠組みの改善を目的として、ボリビア政府から日本政府へ技術協力プロジェクトが要請されました。本プロジェクトは、MOPSVの能力強化を通じ、河川水運による物流の円滑化やタメンゴ運河が抱える課題の解決等を実現し、ボリビアの持続的な経済成長に資するものとして、ボリビアでも高い注目を得ております。
前列左:サンチェス運輸副大臣、中央:室井団長、右:MOPSV/UTHダイダニア課長(キックオフ会議後) タメンゴ運河の夕日

タメンゴ運河のあるプエルト・スアレス市の関係者とOCDI調査団(プロジェクト紹介後の記念写真)
タメンゴ運河にある3つの港の中のひとつであるジェニファー港